『ミネラル』の起源は“ビッグバン”!?「必須ミネラル」&「有害ミネラル」とは?

人間の体は60兆個(37兆個という説もあり)の細胞からできていて、その細胞が日々“新陳代謝”を繰り返しながら私たちは生きています。

そこで大切なことは、新陳代謝を繰り返す細胞が“質のよい細胞”であること。そして“質のよい細胞”にするためには体質を変えることが必要である、と以前お伝えしました。

『体質 = 細胞の質』です!

質のよい細胞をつくるには、細胞の原料となっている養素”を必要な量だけとっていく必要があり、原料となっている栄養素は次のようなものがあります。

細胞の原料となっている栄養素
  1. タンパク質
  2. 脂質
  3. 糖質
  4. ビタミン
  5. ミネラル
  6. 酵素
  7. 空気

これらの栄養素が“どのようなものか?”を知ることで元気な細胞にするためにはどうすればいいか?がわかってくるはずです。
 
今回はミネラルにおいて、

『ミネラル』の起源
『必須ミネラル』&『有害ミネラル』

について、お伝えしていきますね (^^)

『ミネラル』って、どんなもの?

『ミネラル』の起源

ミネラルがつくられたのは、宇宙ができた頃までさかのぼります。
 
“宇宙の始まり”といわれる「ビックバン」がおきて、その後の超新星の爆発でミネラルができました。

これらの出来事により地球はもちろん宇宙の星々、そして“私たちの体”にも「鉄・カルシュウム・銅・硫黄」などのミネラルが含まれているのです
 
このように、私たちの体は“宇宙と同じ物質”でできています。科学が進歩すればするほど、人体や宇宙の“不思議”がわかってくるので本当に驚かされますよね (*^^*)

『ミネラル』は“無限”ではない!?

ミネラル“ビタミン”と違い、どんな生き物にもつくることができません(もちろん人間も)。

私たちが“動物の肉”“野菜”から摂るミネラルは、生物の中でつくられたものではなく“大地や水から受け継がれてきたもの”なのです。ですので、“耕地にふくまれるミネラル量”が収穫される作物の「ミネラル含有量」を決定します
 
しかし、日本の土壌の「ミネラル含有量」は“欧米に比べて全般的に低い”のが現状。これは日本が“火山列島”であるがために、日本の農地には火山灰土壌の割合が高く“酸性の土”になりやすいからなのです。

酸性の土は、もともと『ミネラル量』が少なくなります。そのうえ雨が多いので、土壌の“表面の層にあるミネラル”は水に溶けて流れてしまうんですね (>_<)
 
例えば、ブロッコリーのカルシウム含有量は、

  • “日本産”のブロッコリー : 100g中に「4.9mg
  • “アメリカ産”のブロッコリー : 100g中に「103mg

というデータもあります。

つまり、“作物を作ればつくるほど”、土壌の『ミネラル』は確実に“吸い出されていってしまう”ことになるのです。

亜鉛の例

平均的な耕地には、「亜鉛」が“50ppm”程度しかふくまれていません。ここに亜鉛をふくむ野菜が収穫されると、耕地は“1ppm”の亜鉛を失います

理論的には、こうした野菜の収穫を毎年つづけることで、わずか“50年”で耕地の亜鉛はすっかり吸い取られることになってしまいますよね?
 
エジプト・イラン・イラクなどの土地では“肥沃な土壌”で農業に適していたため、数千年にわたって耕地を利用した結果、亜鉛を完全に“枯らせて”しまいました

実際に、“亜鉛欠乏症”はこれらの国々ではじめて確認されたのです。(カール・フェイファ ミネラルの権威者)
 
それでも“1種類”の作物を“連続して”作らないようにしたり、畑を休ませたりしていた時代には土壌に“ミネラルのロス”を回復する余裕はあったはずです。

しかし、「同じ土地に同じ作物」を連作して、“しぼれるだけしぼろう”とするのが現在のシステム。当然、ミネラルの損失は大きくなります!

吸い取られた分の「ミネラル」がじゅうぶん“補充”されていけばいいのですが、そうではないので作物にふくまれる「ミネラル量」はどんどん減っていきますよね・・(´Д`;)


 
窒素・リン酸・カリウム“3大要素”といわれています。通常の配合肥料にはこれらが含まれていますが、他のミネラルが含まれていないのです。

そのために土のなかの“ミネラルバランス”が崩れてしまい、その場所の土壌で育つ野菜に“人間が必要とする多種類のミネラル”が含まれなくなってしまうのです。

『ミネラル』の種類

自然界には“100種類”以上の「元素」があり、人体の95%は酸素・炭素・水素・窒素で構成されています。そして、“残り5%”にあたる元素を栄養学では『ミネラル』とよんでいます。
 
そのミネラルには、

  1. “必須”ミネラル
  2. “有害”ミネラル

があるので、順にお伝えしていきます。

① “必須”ミネラル

“栄養素として不可欠なもの”は『必須ミネラル』といわれ、現在16種類あります

“健康を維持”するためには、この必須ミネラルを毎日の食事で“必要な量”を摂らなければいけません

② “有害”ミネラル

以下の『有害ミネラル』を摂りつづけ“体に大量に蓄積”されると、「代謝機能」や「生理機能」が失われるなど、健康障害を引き起こします

♦ アルミニュウム(Al)

【主な摂取源】
一部の小麦粉・アルミ缶・アルミ調理器具・野菜類・穀物類・豆類・飲料水・土壌・ふくらし粉・プロセスチーズ・胃薬など

【健康障害】
アルツハイマー症候群をはじめ、様々な精神障害・食欲不振・吐き気・体重減少・腹痛・下痢・言語障害・脱力感・関節痛・頭痛・口内炎・息切れ・痙攣

♦ ヒ素(As)

ヒ素は古来より“毒薬”の代名詞とされ、“少量”でも強い毒性を発揮します。

【主な摂取源】
魚介類・穀物類・肉類・飲料水・ビール・食卓塩・殺虫剤・殺鼠剤・防腐剤・防カビ剤・ガラス製品

【健康障害】
しみ・肌荒れ・脱毛・嗅覚の喪失・脱力感・嘔吐・むくみ・発疹・疲労感・倦怠感・腹痛・下痢・食欲不振・手足のしびれ・皮膚炎・結膜炎

♦ カドミウム(Cd)

カドミウムは、イタイイタイ病の原因となった“公害物質”として知られています。

【主な摂取源】
生活環境のなかでは、石油「石炭」の燃焼による排出が一般的。

米などの穀物類・魚介類・野菜・土壌・アルカリ乾電池・タバコの煙・合成樹脂製品・自動車タイヤ・電気メッキなどの工場排水

【健康障害】
嗅覚の喪失・水様鼻汁・咳・息切れ・嘔吐・腹痛・くしゃみ・めまい・発熱・易疲労感・体重減少・食欲不振・むくみ

♦ スズ(Sn)

有機スズ化合物汚染で、貝の“両性化”などが問題になっています。

【主な摂取源】
魚介類・海藻類・殺虫剤・除草剤・歯科装填物(アマルガム)

【健康障害】
神経伝達障害・免疫不全・タンパク質合成阻害・酵素活性阻害・痙攣・精子の減少・代謝障害

♦ 水銀(Hg)

水俣病の原因となった有害ミネラル。水銀は、“有機水銀”“無機水銀”の2つに分類されます。

生活環境で摂取する有機水銀の大部分は“魚介類”に由来魚介類を摂取する日本人では“高い傾向”となっています。

【主な摂取源】
汚染された魚介類・穀物類・飲料水・一部の種子や野菜・利尿剤・歯科装填物(アマルガム)・予防接種便秘薬・マーキュロクロム液・防カビ剤・電池・コンタクトレンズ液・床ワックス・刺青

【健康障害】
うつ状態・皮膚炎・眠気・しびれ・情緒不安定・酸素の活性を阻害・アトピー性皮膚炎・腎臓障害・肝臓障害・歯肉の青化・肢体のしびれ・頭痛・下痢・食欲不振・情緒不安定・中枢神経障害

♦ 鉛(Pb)

の毒性は脳炎・痴呆・肝臓障害。とくに“子供の知能低下”を引き起こします。

また、『酵素』の働きを妨げ、“造血機能”を障害します。

【主な摂取源】
ヘアダイ、陶器、絵の具、古い水道など

【健康障害】
食欲不振・頭痛・めまい・興奮・高血圧・貧血・便秘・骨や筋肉の痛み・痙攣・脳血管障害・情緒不安定・うつ・急性腹症・腎炎・関節炎・生殖能力の低下・子供の機能亢進・学習不能・運動失調症

♦ ベリリウム(Be)

ベリリウム強い“毒性”があり、金属のなかでも最も有害なものの1つ。わずかな量でも摂取すると“死”に至ります

平成11年に改正された『大気汚染防止法』において、“低濃度でも長期的暴露により健康への影響が生じる恐れのある有害大気汚染物質”として指定されました。

【主な摂取源】
ベリリウム製品を使用する人には有害な影響はないようですが、原子力関連・X線管・ペースメーカー・レーザー・航空・宇宙分野の先端部分の部品・機械部品・スピーカーの振動板・軍事用電子照準装置・核兵器など、さまざまな製品に使用されています。

これらの仕事で、ベリリウムの粉塵に“暴露された労働者”に影響があります。

【健康障害】
『慢性ベリリウム症』は“暴露から数ヶ月以内”で発症する場合や、暴露しなくなってから“30年後”に発症する場合もあります

つまり、“ベリリウムに対する感受性”には個体差が大きく影響しているのです。

まとめ

ミネラルタンパク質・脂質・糖質・ビタミンとならぶ“5大栄養素”の1つカルシウム・鉄・マグネシウム・亜鉛など、その種類は約“100種類もあります。

そのうちの“16種類”必須ミネラルといわれ、“人にとって不可欠なミネラル”となっています。しかし、健康に悪影響を及ぼす”「有害ミネラル」の存在も覚えておかなければいけません。
 
不調の改善や、“より健康”に過ごすためには普段から『ミネラル』を積極的に摂る必要がありますが、私たちの生活の中にはさまざまな「有害ミネラル」が含まれています。

これを完全に“遮断する”ことはできないので、この「有害ミネラル」と上手に付き合う方法を考えることが大切になってくるのです。
 
例えば、水銀が含まれているからといって、“魚介類を食べない”という行為はおすすめできません。なぜなら魚介類は“生活習慣病の予防”につながる「EPA・DHA」など、“良質な栄養素”をたくさん含んでいるからです。

“食べない!”ではなく、「いわし」や「さんま」、「あじ」などの“水銀量が比較的少ない”青魚を選ぶなど、工夫をしてみるといいかもしれませんね (^^)

また、有害ミネラルを身体から出す方法を取り入れることも必要なことです。
 
私たちが“心がける”べきは、「大切なミネラルを摂ること」と「有害ミネラルを身体から出すこと」なのです。
 
【次回はこちら↓↓】